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2015
1
OCT
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大概月刊中国的新闻
独特すぎる中国の動画サイト最新事情、教えます

你好!今月から始まります「大概月刊中国的新闻(ほぼ月刊 中国ニュース)」では中国のデザイン・アート事情、インターネット情報などをSONICJAM上海からお届けしていきます。第1回目は最近の中国動画サイト事情をご紹介しましょう。




YouTubeがブロックされ独自の発達を遂げる中国動画共有サイト


いきなりですが中国ではYouTubeは普通にはアクセスできません。グレートファイヤーウォール(金盾)という情報検閲システムによってブロックされ、中国共産党に都合の悪い情報にはアクセスできないようになっているんです。FACEBOOK、TWITTER、LINEもしかり。しかし中国には「上に政策あれば、下に対策あり(上有政策、下有対策)」ということわざがあり、一部の若者はVPNを使ってこのシステムを突破、海外の情報にアクセスしています。 こんなインターネット環境で中国の動画共有サイトは独自の発達を遂げ、無数のサイトが乱立しています。


そこでここでは中国の若者たちが良くアクセスする代表的な中国の動画共有サイトをご紹介しましょう。



(1)優酷土豆網(YOUKU TODOU)


優酷土豆網は動画共有サイトトップの優酷(YOUKU)と2位の土豆(TODOU)が2012年に合併して全体のシェア3割を越えるサイトとなりました。 トップ画面の作りもYouTubeに似ていて「中国版YouTube」と言えます。

優酷
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土豆網
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(2)愛奇芸(iQIYI)


愛奇芸も同じく動画共有サイトですが、2013年に中国最大の検索エンジンサイト百度の傘下に入ってからは急激な伸びを見せてアクセス再生回数は優酷土豆網に迫る勢いです。

愛奇芸
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(3)捜狐(SOHU)

捜狐はスポーツ系の動画配信に強く、NBAやサッカーのユーロカップなど、海外スポーツを好んで視聴する若者に人気です。バスケットボールのNBA、サッカーのワールドカップなどの動画配信の実績があり、北京オリンピックの公式スポンサーにもなっています。

捜狐
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(4)ビリビリ動画(BliBli)

ビリビリ動画は自分の好きな動画をアップして視聴者と共用でき、さらに動画の再生中に視聴者がコメントを投稿できる機能はまさに"中国版ニコニコ動画"といえるでしょう。トップ画面もソックリです。

ビリビリ動画
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動画再生回数2億回超、日本の非モテ男子が中国ネット界で時の人に


こんな中国のネット動画界で2億回以上も再生され、一躍時の人となった日本人が登場しました。山下智博。 彼は2012年に中国・上海に移住、上海大学美術学院で日中の若者文化交流をテーマに研究するアラサーの大学院生です。彼は当初中国語もしゃべれず1年近くも部屋に引きこもり日本のアニメを見続けるという悶悶とした日々を過ごします。しかしついに!そんな彼にも彼女が出来ます。それがなんと!...捨てられ廃棄寸前のラブドールの"薇薇(ウェイウェイ)"。山下は薇薇を連れて上海の大型コミケに2人で「ピカチュウ」のコスプレをしに行くパフォーマンスを敢行。その映像を「ビリビリ動画」に投稿しました。瞬く間に動画再生回数は23万回を記録。「日本から本物のヘンタイが来た!」と画面は賞賛の(?)コメントで溢れます。

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さらに山下智博と薇薇の出会いから同棲生活を描くネットドラマ「日本屌丝(リーベンディャオスー)」を製作。ちなみに"屌丝"とは日本語では非モテや負け組、さらに金も親のコネもない"まるでダメ男"という状況を自嘲気味に揶揄する中国のネットスラング。日本屌丝は「日本発の非モテ男子」というところでしょうか。このドラマは「ビリビリ動画」で独占配信となり全10話で約500万回再生を記録。彼は中国ネット界で一番有名な日本人となりました。

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さらに2014年12月から配信を開始した、日本の情報を発信するバラエティ番組「紳士大概一分钟(紳士の大体一分間)」は約10の大手プラットフォームと提携。さらに中国版LINE「微信 WeChat」で公式アカウントを取得し、17万人にフォローされ毎日配信しています。総再生回数は9カ月間で2.2億回を超え、現在も1日50万回以上の再生回数され続けています。再生回数が延びるに従い中国の企業を中心に「広告を出したい」という問い合わせが殺到し、さらにスマートフォンゲームの企画の話も舞い込むようになり、すでに巨大な影響力を持つメディアとして中国でも認知されるようになったのです。

「绅士大概一分钟」
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この山下智博のマネージメントを行うのが、上海を拠点に活躍するアートプロデューサーの鳥本健太氏です。鳥本氏がどのように山下智博をプロデュースしていったかは、また近々詳しくお伝えしましょう。

※「山下智博」紹介サイト



(続く)

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