株式会社ソニックジャムの社長ブログ

新入社員へのメッセージ(入社式の祝辞風)Diary

2017年4月 3日

新入社員のみなさん。
入社おめでとうございます。

みなさんの明るい未来に
心よりお祝い申し上げます。

なぜみなさんの未来が明るいかと言うと、
ひとつめは、今はいろいろなチャンスにあふれているからです。
時代や技術が変わると、それまでの知識や経験よりも
吸収力があり成長の余地が大きい人の方が有利です。

そこらじゅうにチャレンジできる可能性やニーズが転がっています。
理由をつけてやらなかったり気づかないふりをするのは、
何かを失うのが怖い人たちです。
みなさんは失うものが無いので、
どんどんチャレンジしてください。

ふたつめは、
今の我が社は若手にとって大変よい環境だからです。
幸いにも人手不足なものですから、
経験が浅くても大きなクライアントや案件に
チャレンジできるチャンスが多くあります。

またリーダー育成やチームのマネジメントに力をいれていて
徐々にその成果が出てきていると感じています。
みなさんの助けになる先輩がきっといるはずです。
環境や先輩をうまく利用しまくって、
あいつ図々しいなと言われるくらいの方が、
むしろ周囲から評価されるということを覚えておいてください。

みっつめは、
これから経験していくであろうクリエイティブの技術や考え方は、
この先、生きていく上で必要なことだからです。

我が社は15年以上の歴史があり、
これまでのさまざまな人の努力の上に成り立っていますが、
ずっと受け継がれている「ものづくりのマインド」のDNAがあります。
良いものをつくるために工夫や努力をあきらめない姿勢は
ときには苦労ばかりで報われないように思えることもありますが、
世界がどう変わろうと人間が生きていくうえで大切なことなのです。

そしてそれは間違った価値観、
つまり「要領よく楽して儲けた奴のほうが頭が良くて偉い」という
価値観に惑わされないよう抗い続けるロックンロールです。
頭だけ良いやつ もう Good Night。

  クリエイティブの力を信じる
  チームの力を信じる
  正しい価値観を信じる

それができればみなさんの未来は明るい。
みなさんの健闘と幸運をお祈りします。

SXSW 2017 行ってきた(3年振り2回目)〜祭りの終焉〜Diary

2017年3月23日

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SXSWに行ったのは2014年以来3年振り。
今回、INTERACTIVE INNOVATION AWARDSに自分たちで開発したものを応募しまして、結果的には予選落ちだったのですが・・・、その結果がわかってからでは宿の手配とか間に合わないだろうということで、結果がどうあれ行こう、とPLUSチームの2名を連れて参加してきました。PLUSチームとして今年〜来年以降の海外プロモーション展開を考える、という目的でもあります。

SXSWの内容についてはSONICJAMのBLOGの記事や、SENSORSの記事などいろいろな情報が公開されていると思いますが、私として感じたことをいくつか書いておこうと思います。

(1)誰もが主役になれる世界が・・・

広告の世界では、クライアント、エージェンシー(広告代理店)、プロダクション、という立場が明確に存在します。発注・受注のお金の流れのこともありますし、仕事上の役割の違いは(私から見ると)必要以上なほど明確です。そして、広告賞もクライアントが受賞するもの(日本Web大賞とか)、エージェンシーが受賞するもの(Cannes Lionsとか)、プロダクションが受賞するもの(FWAとか)、が明確です。

SXSWの場では、大企業もスタートアップもなくフラットな世界というのが魅力です。無名な会社やサービスが一躍有名になったり、メジャーもインディーズもごちゃまぜな感じ。いろいろな立場のひとびとや会社が隣り合って並んでいたり、新しいプロダクトやサービスを一緒につくっていくという感覚が好きです。

しかし気になるのが、今回日本の大企業の出展があまりに目立ったこと。SONY、Panasonic、NHK、富士通、資生堂、・・・日本以外だとIBM、Dell・・・。本来、SXSWはスタートアップの祭典的なイメージだったので、こういう傾向が増すと、誰もが一攫千金を夢見るような場所では無くなってしまうのではないか?

お金がある企業が立派なブースを出せる、みたいな世界になってしまうと、一気にみんな冷めていってしまいそうで心配・・・ここにはクライアントやエージェンシーの論理を持ちこんでもらいたくないと切に思います。マナーを守る、というか秩序を守る、ということなんかなあ。

(2)面白い、のその先にあるものを見つけること

展示や、セッションなど様々なイベントがあり、どれもこれも「一見面白い」ものばかりです。IoT、AI、VR、3Dプリンタ、などの技術、健康問題などのテーマ、・・・

SXSWに限らず、最近の新しい技術を使ったアイデアはみんなどれも「面白い」と言うよね。でも最近、それだけでいいのか!?と強く感じることが多いです。目先の面白そうなものを単に追っているだけの時期はもう終わりでいいんじゃないか。結局、これから残るべきなのは、数年じっくり時間をかけて研究した成果だったり、本質をつきつめて考えた人だけなんじゃないか。

そうなると、アナログだったり歴史のあるものと新しい技術の組み合わせっていうのが一番面白いんだろうな、と思う。落合陽一氏が「僕がいま就活するとしたら、まず、テクノロジー×「何か」で、今後5年以内に伸びそうなところを探します。」と言ってた。自分はSONICJAMでそれができると思ってるから、今がんばってる。

会社とは何か?についての自分なりの解答Diary

2017年2月11日

15年以上会社経営をなんとかやっていますが、わからないことばかりです。
最近ずっと会社の役割とは何か?と考えていたのですが、ちょっと結論的なものが見えました。たぶん。
会社の役割というのは、

  ・R&D(研究開発)
  ・人材教育

極論するとこの2つです。

そもそも会社とは「投資」です。
これから何か(商品を作ったりして売る)をするために、株式を発行してお金を集めること。つまり、まだ無いものに投資をすること。商品やサービスの未来のために投資することと、人材の未来に投資することが本質なのではないかと。

一方で、フリーランスとは、現在の個人の能力を切り売りすること。
今できないけど、将来できるようになるかも、というフリーランスにお金を払う人はいません。今必要なものを提供してくれればそれでいいので、その個人が将来どうなるかは誰にも関係ありません。現在の価値を売っているだけなのです。

例えば、優秀なクリエイターが集まってすばらしいものをつくっているだけ、では、会社としては成立していないのです。結果的に組織として存続し、利益をあげて、社会に貢献していくには、投資をしていかなければいけないのです。

そのために必要な資金と、
研究開発のシステムと、
人材育成のシステムが整って、
初めて会社と言えるのだと。

昨年から取り組んでいるいろいろなことで、ようやく、SONICJAMは会社になろうとしているのです。


こうやって書いてみると、当たり前かなあ。
すごい発見だと思ったんだけどなあ。

リーダーは神であるべきか? 〜スティーブ・ジョブズ 無謀な男が真のリーダーになるまで〜Books

2017年1月17日

> スティーブ・ジョブズ 無謀な男が真のリーダーになるまで / ブレント・シュレンダー, リック・テッツェリ

清水亮氏おすすめということでKindleで即購入。読みやすいということもあり、週末で上下巻一気に読みました。

いやー面白かったな。内容的には知ってる事件ばかりでも、よりジョブズのリアルな人間像に迫っていて、これまでの神扱いとは違いドキュメンタリーとして読み応えがある。構成力と文章力(と翻訳力?)が高く、小説を読むようで、ドラマチックな感動を呼ぶ。ちとおおげさかな。

特に印象的だったのは、iTunes → iPod → iPhone → iPadと開発していく流れ。世間的には、まるでジョブズが未来を全部見通してすごいビジョンをつくり出したかのように語られがちだが、実際は全然違う。

「旅立ちのころにはどこに行きつくのか皆目見当もつかなかった。だから、勘を頼りに進むしかなかった」
「音楽は、絞り込んだ視界のへり近くにちらちらと見えているだけだった。だが、いま、その音楽に進出しなければならないと直感が告げている。それも急いで、だ」
「どの点とどの点がつながるのかは、終わったあとにふり返ってみないとわからない」
「あちこちで常に可能性がぶくぶくと泡立っているのがアップルであり、その可能性を整理し、なにかまったく新しいものへとつなげる道筋を思い描くことがスティーブの仕事なのだ」

常々思っていることだが、すごい経営者とか完璧な事業戦略を人は求めがちだが、そんなの神様でなければ無理だ、無理無理。で、それに対して「うちの経営陣がバカでさ〜」とか居酒屋でクダを巻いてるだけでは、当たり前だが何の足しにもならない。それは組織のシステム全体で解決していくべきことなんだと思う。それについては今まさにSONICJAMで取り組んでいることなので、またいずれ語る、かもしれない。

ま、とにかく、本はおすすめです。

真田丸の面白さをつらつらと書くDiary

2017年1月 5日

2017年あけましておめでとうございます。
だいたい年の始めのエントリーは、今年の目標などを高らかに熱く語ることが多いのですが、今回はあえて、NHK大河ドラマ「真田丸」を見た感想をつらつらとまとまりなく書いていきたいと思います。

そもそも本放送は全く見ていなかったのに、なぜ今!?急にかと言うと、昨年末に総集編を見とくかーと思いたち見たところ、想像以上の面白さに驚き、あわてて正月休みにNHKオンデマンドで関ヶ原あたりから最終回まで15回分くらいを一気見した次第です。さすがに全部は多すぎるので・・・。では以下、つらつらと。

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戦国時代は基本的に面白い。信長、秀吉、家康などの立場からのドラマは数多いが、真田視点での切り口が新鮮。

どこかの大名について生き延びる、中間管理職的な立ち位置のヒーローは珍しいのかな。カッコイイ中間管理職、というのがなんか島耕作みたいで。やたら女にモテるところとか。セリフ回しや上司・部下との関係など、ビジネス視点でも参考になるし、面白い。

三谷幸喜の時代劇はあえて現代的なセリフ回しを多用するようだ。個人的にはそれはどうかと思いつつ、しかしキャラクターに親しみが湧きやすくなったのは事実。特に女性キャラ(長澤まさみ、竹内結子、松岡茉優など)はかわいかったな、と思えるのはそのせいかも。

滅びの美学、みたいなものは日本人の特性としてあるような気がするのだが、意外と三谷幸喜の得意とするのもそういうところかも。人間の背負う悲哀の中のおかしさ、みたいな。

軍議のくだりは、三谷幸喜得意の心理ゲーム。12人の優しい日本人を思い出した。

印象に残ったセリフ「敵をひとつの塊と思ってはならん。所詮、人の集まりじゃ」。戦の勝敗は戦術の巧拙によって説明されるケースが多いと思うが、実際は人間の集まり。戦を人のモチベーション管理など人事マネージメントの問題ととらえること。以前、「坂の上の雲」の日清戦争のくだりでも同じように新鮮に感じたのをおぼろげに記憶している。

映像としては、キレイだったと思う。龍馬伝の映像は非常に印象深かったが、平清盛でちょっとリアル方向に寄り過ぎかと思えたのが、よいバランスに落ち着いたように思えた。ほどよいつくりもの感というか。最近の4K以降の撮影テクノロジーの進歩のせいもあるのかな。

ま、要するに、昔から三谷幸喜は好きです。

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