株式会社ソニックジャムの社長ブログ

Ars Electronica 2015 体験記(2)日記

2015年9月 7日

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オーストリアのリンツというのは小さな街です。ひととおりのものは揃っていて、静かで、上品で、こぢんまりとした住みやすそうな街だな、と思いました。でも、何日かいると、退屈になってくる。たぶん自分が18才だったら、こんな退屈な街出て行ってやるぜ、オレはビッグになるんだ!とハマショーばりの鼻息で首都や他の国に出て行ったことでしょう。

イベントの客層を見ていると、年配の男女が結構目につきます。日本でメディアアートのイベントやったらそうはいかない、ほとんど若い人しか来ない、たぶん。アルスは地元に根づいたいいイベントだなあ、と最初好意的にとらえていたのですが、実はちょっと違うかもしれない。この街に若い人はあんまりいないんだ。首都の人たちやヨーロッパの人たちから見たら、田舎でやってる村おこしイベント、なのかもしれない。日本から憧れてやってきたけれども、実はだいぶ違うものだったのではないか、という気もしてきたりしました。

しかしこういうイベントは世界的に見てもあまり無い、というのも事実だと思います。これから、来年に向けてこのイベントやArtへの自分自身の関わり方を考えていきたいと思います。

<あまり役にたたないリンツ情報(1)>
ハム、チーズ、パンなど基本的なものがおいしかった。まあヨーロッパはだいたいそうかも。でもホテルの朝食バイキングがおいしくて全然飽きなくてよかった。ウインナーコーヒーがウィーン発祥(?)であるように、みんなコーヒー好きのようだ。スターバックスは見あたらない。

<あまり役にたたないリンツ情報(2)>
移動のメインはトラム(路面電車)。そして改札というものが存在しない。24時間乗り放題チケットがあるので、それを買っておけば、市内のメインである駅〜中央広場までの5駅くらいの移動はラクラク、用事は全部そのエリアで済む。ホテルはトラムの駅から近いと楽。改札が無いので無賃乗車し放題という超性善説システムだが、たまに抜き打ちチェックが来てチケットがないと高額な罰金らしい。

<あまり役にたたないリンツ情報(3)>
街が静か。車の通行量が多くなかったり(街の中心地は道が狭い)、人もそんなに多くないし、音楽をガンガンならす店舗もない。トラムなど、発車する際にベルもアナウンスも何もなく、すーっと動き出す。それにしても日本のアナウンスは、下がれとか開くドアに気をつけろとか、うるさすぎではないか?

<あまり役にたたないリンツ情報(4)>
女性はほとんど黒のパンツスタイル。いやホントに。ミニスカートやワンピースみたいなカワイイ、派手なファッションは見あたらず。保守的なイメージ。

<あまり役にたたないリンツ情報(5)>
日曜日はメイン通りのお店も休みが多い。ヨーロッパはわりとそうだが、儲けるよりも自分が休みたいんだろう。スーパーは結構たくさんあるけど営業時間はどうなのかな?コンビニが無いので買えるときに買っとかないと・・・。夜中にどこで缶ビールを買えばいいのかわからん。

<あまり役にたたないリンツ情報(6)>
SIMフリーのスマホを持っていったので、T-mobileショップでSIMカード購入。10GBのデータ通信のみ、または3GB+通話のカードで15ユーロ。LTEで超快適。

<あまり役にたたないリンツ情報(7)>
9月になったばかりだというのに、寒い。最低気温は10度を切る。街中では薄手のダウンを着ている人も。そのとなりの人はTシャツ一枚だったりもするが。

Ars Electronica 2015 体験記(1)日記

長年いかなきゃいかなきゃと思っていたアルスにやっと行ってきました。(ユニバの菊池さんありがとう)
細かいレポートは置いといて(社内報告どうしようかな・・・)取り急ぎの報告です。

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アルスって何?かというとオーストリアのリンツで毎年開かれている、メディアアートイベントです。今年のテーマは「POST CITY」ということで、これからの都市というのをメディアアート的考察でプロトタイプする、というのを軸にしています。もう一つはArt & Scienceというテーマの作品群もあり、どちらも個人的に大変興味深かったので面白かったです。

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行く前の印象としては、「難しそう」「敷居が高そう」でしたが、行ってみると想像以上に混沌としていて、超ハイレベルのものから手作り?みたいなものまで幅広く受け入れる懐の深いイベント、でした。来場者も地元の子どもやおじちゃんおばちゃんも多く、歴史があるので(30年くらい続いている)地元に根付いてるんだな。

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博報堂と提携していたり、今年はインターネットヤミ市があったり、KNOWLEDGE CAPITALという大阪のプロジェクトと連携していたり、ということで日本人が大変多かった。

個人的に印象深かったのは、MITの石井裕先生の言葉、
Envision = Art & Science
Embody = Desgin & Technoogy
というもの。(微妙にうろ覚え)
やっぱりArtがないとVisionは生まれないんだ。やっていることの規模や人数や予算は小さくても、Artがあれば何か生み出せる。石井先生のこのスピーチも見とこう。

オーストリアのリンツの街の印象などはまた次回で。

15年目のSONICJAM、1年目のSONICJAM日記

2015年9月 1日

弊社は8月決算なので、8月31日をもって第14期終了。気がつけば14年もやってきたのかー。なんか今回は思えば遠くへ来たもんだ感があるな。「14年も続くなんて、すごいですね!」と言われるかもしれませんが、全然すごくない。運がよかっただけ。タイミングがたまたまよかっただけ。お恥ずかしい限りの14年間。でも、それだけ経験は積んでる。これからはその経験を活かしながら、さらに新たな経験を積んでいきたいです。

これから15年目に入るわけですが、今年はまっさらな気持ちで臨みたい。実際、SONICJAMは変わります。体制の変更なんかも発表されると思います。いろんなプロジェクトもこれからいくつか(ようやく)発表できると思います。15年目の老舗制作会社(?)SONICJAMはもうありません。だから15周年記念の何かとか何もやりません。チャレンジャーとして、あらためてスタートラインに立ち、いろんな若いライバル会社と切磋琢磨してがんばっていきたいと思います。1年目のSONICJAMをよろしくお願いします。

Maker Faire Tokyo 2015日記

2015年8月 2日

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以前Makersと言われていた何年か前から、毎年来場者として個人的に参加はしていたのですが、今回SONICJAM R&Dチームとして初出展!してきました。

そもそも、私、工学部電気電子工学科卒業でして、要するに昔から機械とか回路とか好きなんです。さらに時代の流れもあり今後の事業として、ネット技術 + ハードウェア + サービスの開発といったことが重要だと思っていますし、今回の出展もその一環でもあります。

細かいレポートはさておき(写真あまり撮ってないし、そもそもあまりじっくり見れてない)、まあ、どこかに誰かが書いてると思うので、私のざっくりした印象だけ書くと、

<ロボットムーブメント>
やっぱりロボットの展示が多かったです。あとIoT的なやつ。前回は3DプリンタとVRが熱かったような。でもむしろ、あまりブームに流されず、コツコツとこれ続けてます、というのもMakersっぽくていいなと思うんですが。

<アウトプットの向上>
ロボットが多かったということもあり、誰でも楽しめるものが多く、昔のMakersにあったマニア向けの雰囲気がちょっと変わってきたかなと。ぷらぷら見て周るだけでも誰でも楽しめるんじゃないかな。展示するほうも、楽しませよう、ということを考えるようになってきてる。

<子供が多い>
そんなこんなで家族連れの来場者も増え、また企業主催の子供向けワークショップも多くなったようです。自分が小学生の頃来てたら興奮しただろうなー。

さて、SONICJAMの展示内容は、あらためてSONICJAM BLOGで紹介したいと思います(ので少々お待ちを)。ちょっとマニアック?というか趣味的な?感じがするかな、最初は思っていたのですが、多くの方に楽しんでいただきました。中には、製品化したいです、というお声をいただいたり!またいろんな知り合いで参加されている方々から、一緒に何かやりましょう!と言っていただいたり。やっぱりどんどんつくってどんどん人に見せる、といのうが大事なのだな、と当たり前なことをあらためて実感。

個人としては、とても楽しかったです。何故かというと、このイベントはお金の匂いがしないというか、純粋な知的興味がすべてのスタートになっている気がするので。
新しいテクノロジーが出てくると、それをビジネス的になんとかしようとする人たちがわっと群がる、そういうことが当たり前のように行われています。が、そうではない、好奇心だけで突き進んでいくアホみたいな人たち、我々もそんな「Makers」の一人でありたいと思います。そんな清々しい気分。また来年!

SJ_NEXT vol.3 レポート日記

2015年7月28日

今日はSJ_NEXT vol.3が社内で開催されました。
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SJ_NEXTとは?何かと申しますと、平たく言えば、社内の新事業アイデアコンテストです。半年に一回開催してまして、今回が3回目となるわけです。vol.1、vol.2と3つずつ新事業のプレゼンを行い、近々その中のひとつが実現される予定です。来月くらいに発表できるかな・・・。まあ、新事業といっても規模や内容は様々なので、趣味(?)みたいなレベル(あまり儲かるかどうかは考えていない)から、業務に直結したものまで、アイデアは様々ですが・・・。

というわけで今回は3回目。一次審査はメール応募で9件のアイデアが集まり、その中から3件のプレゼンを行いました。残りのアイデアは、別にダメだったというわけではなく、主にまだアイデアの検討や準備が足りない、という理由で今回は見送ろう、ということになったものです。本当はサイバーエージェントの藤田さんが言うように随時募集のスタイルが理想かとも思うのですが、うちはまだまだそのレベルではないので、半年に一回みんなで集まってプレゼンを聞くスタイルです。

そもそもなんでこんなことをやっているかと言うと、以下のことを身につけたいから。

<常に新しい事業のヒントを考える/気づくクセをつける>
突然、短期間で、すごいアイデアを考えようとしても無理。ある日、ふとしたきっかけに気づくかどうか、が大きな違いになるんじゃないか。そのためには、日頃からそういう訓練が必要だと思うわけです。

<組織の未来は偉い人が決めるのではなく、アイデアは誰から出るかわからない>
事業計画とかは偉い人が考えることでしょう、と言えばそれはそれで間違いではないんですが、イノベーティブなアイデアは偉い人ほど浮かぶもの、というわけではもちろんないので。全員からアイデアを集める、という組織の方針が重要だと思うし、その方がやっぱり活気が出るよね。

自分自身も、「今日一日でどれだけ未来のことを考えたか、目の前のことだけで終わっていないか」を毎日反省します。ついうっかりすると、目の前の作業とかぼーっとFacebookを眺めているだけで時間は過ぎていってしまうので。特に朝に集中して、バリバリ今後やりたいこととか企画案とかを書く。それを心がけるようになってから、いろんな自主プロジェクトが始まったので、やはり効果あったんじゃないかな。

で、今回も3つのプレゼンがありました。全体的には、プレゼンのクオリティはこれまでよりもあがったんじゃないか。内容的にも、具体的で現実的なものが多かった印象。しかし逆に言うと、イノベーティブな感じがあまりしなかったけど、それはこれからアイデアを磨いていけばいいのかもしれない。イノベーティブとは、突拍子もないアイデア、ということばかりではなく、当たり前のことでもちょっと差別化するひと工夫、だったりするから。

アイデアを評価する場合に一番気をつけたいのは、「面白いし、実現できそう」というアイデアはダメ。「面白いけど、実現できなさそう」というのがたぶんベスト。そうじゃないアイデアもそういう方向にもっていけばいいんじゃないか。

これからいろんな新事業の発表ができるようにがんばります。

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