お金と幸せに関するちょっとしたメモ

2010年にアメリカ・プリンストン大学が発表した研究では、年収が75,000ドル(およそ750万円)に達するとそれ以上収入が増えても幸福度は頭打ちになるという結果が出ているそうです。最近高城剛さんもそれを言われているのを目にしました。それを聞いたときに前から考えていたことで思い当たることがふたつあったので、メモ的に書いておきます。

<自分は年収700万円の生活をしようと思った>
まあ、今立場的に社長というのをやっておりまして、さらに大株主でありますから、自分の報酬は自分で決められるわけで。まあ、会社が黒字であり続ければ、いくらでも報酬をもらってもよいわけです。もちろん実際は、景気のいいときもあれば悪い時もあるわけで、会社業績によってかなり変動したりします。
とはいえ、家族もおりますので、もちろんそれなりの生活はさせたい、と思った時に、なんとなく自分の中の目安として、年収700万くらいの生活をしよう、と思ったのです。仮にそれ以上のお金があったときは、それはそれでいいんですが、いつでも年収700万レベルに戻れるようにしよう、と。それくらいなら、仮になにかあっても、がんばって稼げない額じゃないし、家族と幸せな生活を送れる。自分と家族が年収700万円感覚でいるイメージを日頃から心がけています。

<年収700万円以上払っても社員は引き止められない>
特に具体例があるわけでは無いのですが、これまでの経験上、お金で人を引き止めるのは限界がある。それの境界は年収700万円くらいかな、と。例えば、優秀な人材の取り合いになったときに、300万と500万ならお金で500万の方を選ぶかもしれないけど、700万と900万だとお金じゃない要素の方が重要になるんじゃないか。やりがいとか、そういうの。

まあ、生活する環境によって違うでしょ?とかは当たり前ですが、日頃からお金に関するそういう肌感覚をもっておくことが重要だと思います。要するにお金があるときはお金がなければ楽しめない楽しみ方、お金が無いときは無いなりの楽しみ方、両方ができれば人生ハッピーだし、たくましく生きていけるね。