コレ読んどけ!シリーズ(マーケティング編)

最近、社内に自分の本棚を整備しました。(上記写真)
最近は電子書籍で購入することも増えたので、本棚にあるのは1/3くらいでしょうか・・・。とはいえ本が増えてくると、自分だけで持っていてももったいないので、社内の興味ある人に見てもらおうかな、と本棚に並べました。で、それなら、コレは読んどけ!的なおすすめをいくつかあげてみようかな、と。で、それなら、ブログで公開しようかな、と・・・
いうわけで、シリーズ化するかもしれない?コレ読んどけ!マーケティング編です。

> USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 / 森岡 毅

私のマーケティングの師匠(と勝手に呼んでいる)森岡さんの本。ご本人いわく「マーケティングの本質を世界で一番わかりやすく理解できる入門書として執筆し、大好評をいただいております」だそうです。ところで、なぜ私が森岡さんを師匠と呼んでいるかというと、森岡さんがUSJに入ってユニバーサル・ワンダーランドをつくられた頃に、ちょうど私もUSJのデジタルマーケティングのお手伝いをしてまして・・・直接お会いしたことはほとんどないですが、森岡さんのマーケティング戦略に従って、デジタル(ネット)での戦略を立てる、ということをずっとやってました。ユニバーサル・ワンダーランドの公式サイトもつくったし、サイトのコピーもほとんど自分で書いたなあ。あとキャンペーン企画とか・・・。担当の方と企画を考えて提案してはダメ、提案してはダメの連続で100本ノック状態・・・大変だったけど、マーケティングの考え方などものすごく勉強になったし、鍛えられたと思います。

> 確率思考の戦略論 / 森岡 毅, 今西 聖貴

そしてこちらもどうぞ。

> マーケット感覚を身につけよう / ちきりん

マーケティングに関する職種じゃない人も、読むといろんな発見があって面白いんじゃなかろうか。

> ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム / クレイトン M クリステンセン

クリステンセンと言えば、「イノベーションのジレンマ」もありますね。「イノベーションのジレンマ」はアイデアを生み出すためのヒントであり、「ジョブ理論」はアイデアを生み出すためというより、アイデアを検証するために有効なんじゃないかと思っています。

全体的に何が言いたいかというと、いかに本質に近づくか、ということ。従来の(よくない)マーケティングのイメージは・・・女性にアンケートをとったら、女性は子育て、ファッション、占いに関心が高いのがわかった。だから、子育てコンテンツをつくりましょう・・・的な、平均値をとった薄っぺらなデータから最大公約数的な底の浅い表現をつくってしまうもの。そういう「失敗をできるだけなくす」マーケティングという考えもあるかもしれませんが、それだととにかく無難に無難にという方向にいってしまうので、基本的につまらないですよね。それより「成功をなしとげる」マーケティングとは、なかなか見つけづらい人間の本質的なインサイトを発見すること。そのためにとことん考えることに尽きるんじゃないか。今回紹介した本は、そのきっかけになることでしょう。知らんけど。

(次回へつづく。たぶん)