22 Sep.2023

CI / VI コンセプトの具現化

ブランディング・イノベーション
  • #CI / VI ・ガイドライン

Fukuda Gou

Creative Director

CI / VI コンセプトの具現化

クリエイティブディレクターの福田です。

ブランディングはSONICJAMの事業の中でも軸となるものですが、企業ブランディング・商品ブランディングというのは、簡単にいうとコンセプトを明確にし、それを具現化することです。
この記事では、これまであまり紹介できなかったブランディングのプロセスと、アウトプット例をまとめてご紹介します。

ヒアリングからの課題の抽出

どのようなプロジェクトでも、まずはヒアリングから始まります。
そのブランド自体を理解しないことには何も始まりません。
企業ブランディングの場合は、社長のトップインタビューはもちろん重要ですが、できるだけ多くの方から話を聞くことで、その組織やブランド力が立体的に見えてくる場合もあります。
またみなさんからの意見を吸い上げてまとめるために、ワークショップを行うこともあります。
ワークショップの成果は報告書などのアウトプットだけでなく、その過程によって参加者の共通認識が得られるという点で有効な場合が多くあります。

コンセプトの立案

ブランドの理解から、軸となるコンセプトを導き出します。
この点において、明確な手法や法則はあまりないかもしれません。経験のあるアートディレクターなどが中心となって、ブランドの強みをシンプルに言語化していきます。
ブランドの強みは、本人たちでも気づいていないようなケースもよくあります。自分たちで自分たちのことは意外とわからないものです。

ブランドの原則を表現するブランド・アイデンティティ・プリズムなどを用いて、誰もが理解しやすいような形に整理します。

表現のアイデア

例えば企業ロゴをあらたにつくる場合、世の中にはこれまで多くのロゴが存在します。
ロゴはブランドを体現していることはもちろん、時代のトレンドや過去の類似のものも考慮し、長く使えるシンプルで力強いものが理想です。
しかし、それを見つけるのは簡単ではありません。
多くの場合、多くのアイデアを試しながらベストなものを検討していくことになります。それは我々にとって楽しいですが大変な作業でもあります。

アウトプット

ロゴ単体だけではなく、Webサイトではメインビジュアルでのモーショングラフィックスなどさまざまなブランド表現が可能です。
またロゴ制作に合わせて名刺などの印刷物やブランドブックなどのツールを制作するケースもあります。
いくつかのサービスなどの一貫性を保ちながら柔軟性もあるブランド定義が必要とされる場合、デザイン原則を始めとするデザインルールをデザインシステムという形でまとめるケースも増えています。

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