そばにおきたくない人の見分け方

相手によって態度を変える人間はたちが悪い。自分より強い相手には逆らわず、弱い相手には我を通すような人間だ。同じ意見なのに言われた相手によって反応が変わる人間だ。だからといって特に悪人というわけでもなく、悪気があってやっているわけでもないのだろうが、そういう人間を見破って近くに寄せないようにしないといけない。なぜなら、彼らは自己中心的で、自己満足のためにしか動かない(そしてたいてい自分自身が気づいていない)からだ。

どんな相手であっても自分の意見をはっきり言えて、他人のためを第一に考えて動ける人物を周りに置く、というのがリーダーと組織にとって重要だと思う。

しかし問題は、そういう人間を見破ろうとしても、自分と接するときの態度しかわからないので難しいということ。自分から見て素直ないいやつだなーと思っていても、他の人から全然違う印象を聞いたりするのはよくあることだ。人を見る目を養えば見破れるのだろうか?

こういう点に注意:
 ・「自分のスタイルはこうだ」とこだわって変えようとしない
 ・なんらかの劣等感を持っている
 ・過去の自慢ばかりする
 ・承認欲求が強く人の評価を気にする
 ・特定の相手に逆らえない
 ・特定の相手に説教が多い
 ・自分が認められないのを誰かのせいにする

「神よ 願わくばわたしに、変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵とをさずけたまえ」
カート・ヴォネガット(Kurt Vonnegut)著、伊藤典夫訳『スローターハウス5』早川書房