マンガでやさしくわかるU理論

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先入観を捨て、相手の立場になって考える。

ただそれだけのある意味当たり前のことを、理屈っぽく理屈っぽく一冊かけて説明している本。しかしそうやって説明されると、納得感が出てくるものだ。マンガで・・・とあるが、マンガの部分は少なく、結構普通に読むところが多い。まあでも、文章だけよりはだいぶ親しみやすくはなってるかも。

しかしこれがわかっていても、実行するのは難しい。おそらく「日頃相手の立場になって考えてますか?」と問うたら、多くの人は自分ではやってるつもり、というだろう、たぶん。なぜなら想像力のない人は、自分以上に想像力が必要だということが想像できないからだ。

これがわかっているか、できているか仕事上でのチェックポイント。
・コンペや提案の際、自分たちのことばかりで、発注者や競合のことを想像していない
・不満や要求ばかりで、それが元で自分が人に迷惑をかけていることに気づかない
・すぐクライアントやパートナーの悪いところや不満を言う

逆に言うと、これができていれば、チームの人間関係もよくなるし、クライアントの気持ちがわかれば仕事も楽しくなるし、ユーザの気持ちがわかれば企画も当たる、ということで、いいことづくめ!か?